ホンダ CB1100 ホワイトハウス製 18リッタータンク! に合わせてシートを作る その4

ハンドパワーで曲げた シートベース先端を接合したぞ。

反り防止の板も付けといた。

ゆっくり型取りするからこの程度で大丈夫でしょう。

型にも補強入れるしね。

OK!

OK!!

まだ途中だけど、大体こんな感じかな。

こうやると、面積も少ないし簡単そうに見えちゃうなー。

細かい作業は細かい作業で結構面倒なんだけどね。

まー、良いんだけどさ。

更に仕上げてサフェ入れします。

全体養生するのが面倒なので、エアーの流量ギリギリまで下げて吹いた。

ま-、ラッカーサフェだから何かあっても拭き取りゃいい。

縁に陰影があるでしょう?

外周に沿って窪ませてあります。

これは通常のミディアムシート。

シートの縁は、立体裁断でレザーに見返しを付けています。

表と見返しのステッチの膨らみを逃げる為って事だ。

タンクに干渉すると、塗装にダメージも与えちゃう。

あと、この裏側に当たるステッチが、表 (上) から見えちゃうと何だか恥ずかしいよね。

今見ると、ちょっと溝が浅かったかなって思ったりして。(汗)

たまに、 『タンクと隙間が開いてるよ!』 と言われたりしますが、開けてあるんだから。

メーカー純正シートは、タンクに乗っかってる仕様が多いいですね。

雨の日、シートとタンクの間から色付きの水が出てきたらそいつの仕業。

そういう場合、スポンジめくって見てみると、グロスのはずがマッドになってる。

うちのXTも地金出ちゃってる。

まー、常時擦れてっから錆びも出ないんだが。

デケタ。

曲げの支点は修正しません。

本体側を削らない程度に細かい番手で修正します。

と言っても限界があるが。

型用のゲルコートを塗り。

シートベース全体ではなく、部分的に型取りします。

製作の要領としては、

1. 治具でシートベースにケガキを入れる。

2. ケガキに沿ってシートベース先端を (ちょうど曲げた支点で) 切り落とす。

3. シートベースに今回作っている型を嵌めて、先端のみ張り込み新造する。 (付け足す?)

接合部に一線上の痕が多少残るけど、実用上の問題はない。

支点を修正しなかったのはこれの為。 (痕が線にならない。)

シートベース全体を型取るんだったら思いっきり修正しちゃう。

数作るんならそっちなんだけどねー

とは言え、捨て型ではなく補強を入れてちゃんとした型を起こしますよ。

ちゃんとしていないと、きれいに嵌らないでずれてしまう。

でね。

今日、ホワイトハウス社長の佐藤さんと電話で交信しました。

タンクを貸してもらってから連絡をしていなかった。(汗)

まー、間にお客さんが入っているってのもあったんですけどね。

(お客さんが全て手配してくれている。)

近くだし機会作って行ってきますか。

先代の頃には何度か伺った事あるんですけどねー。

で、今までにも18Lタンクとうちのシートを組み合わせたいという人が居たらしいです。

そう言えば、来店の方でそんな事を言っていた人が居たような?

ということで、どの位需要があるか分かりませんが、今後、このホワイトハウス製タンクに合わせた

ディアムシートが製作出来るようになります。

但し、近日試算して報告しますが、加工費が別途掛かります。

さて、この方法で上手く出来るかなー。

来週にはシートベース作ってスポンジの加工まで出来るでしょう。

その後、レザーの型紙直し。

あー。

前側カットっつー事は、タックロールの抜きの形状も変えないとバランス悪いのかー。

見返しだけって訳には行かないわけね。

もうちょっと時間掛かります。