大型台風19号とその後

2019台風19号対策

先週の10/11(金)

台風19号対策

台風19号対策てことで、

マフラー低いのと借り物のXSR900は作業台やトレーラーに上げたり、

土嚢は無いけど少しやって帰る。

更に店中の扉とスポンジ発泡機部屋にもガムテープで目張りもしました。

そして、台風がやってくる10/12(土)は臨時休業。

弊社Factoryは、荒川、黒目川、新河岸川に囲われるというなかなかカオスな立地。

今までも 台風で幾たび水は出ていた ので、今度はかなり厳しいだろと覚悟していました。

夕方からネットで3本の川の水位にらめっこしながらの1時間1時間いや10分が本当に長く感じ辛かった。

午後5時位には既に全ての川が氾濫警戒水位を超えた『いつ氾濫してもおかしくない状態』の氾濫危険水位になってしまった。

その水位から氾濫情報が入るのをどれだけ待ったろう。

いや、入らないと願ったろうか。

ずーっと真っ赤な氾濫危険水位を維持したまま。

何時氾濫するのだろうと水位値が更新される共に情報をひたすらに待っていた。

じりじりとした焦燥感と胸の奥のずーんとした重さが辛かった。

荒川が一番危ないAM4:00と言われていたのだけれど、AM2:00に水位が下がり始め直ぐ確認しに行こうか迷うも今行っても何も出来ないだろうと少し寝ました。

(実際、隣の看板屋さんは0:00頃来たそうですが増水で工場まで来られなかったと。)

で、翌日曜の朝家族より先に飛び起き即スマホで確認。

水位下がっている! それだけ確認し着替えてバイクで飛び出した。

工場へ向かう途中のバイパス朝霞大橋渡るときに見た左右の増水具合や、土手寄りでヘリが救助活動しているのを見て終わったぁ・・・と胸の奥がずーんと重く感じましたよ。

浸水どころか水没あるかも・・・

借りてるバイクは弁償出来るがスポンジ発泡機沈んでたら・・・

バイパスからは増水してて通行止め。

最低地上高300mm以上の883でも厳しそうてことで矢印に置いて先ずは歩いて確認。

曲がってすぐのここ窪地になってるんだよね。

そして案の定膝上。

この後、勢い付けて行きゃ大丈夫だろうと突っ込んできたトラックが水吸って止まってた。

毎日走ってりゃここ窪んでるの分かるだろうに。(;´・ω・)

ダナーは防水とか言ってる場合でない。

この先に住む避難間に合わなかったばーちゃんに話聞くとこれでも引いた方らしく、昨夜は流れある川のようになっていたらしい。

そこから緩やかなカーブ曲がって工場が・・・見えた・・・

まだ分かんないけど、とりあえず引けて・・・る?

うわーーーーー。

と、胸の重みが取れ少しホッとする。

現状見るとそこまでひどくない。

どきどき。

でも、まだ中に入らない。

歩いて深さ確認しつつご近所のここ浅いよなんて話聞きつつ他の小道なぞ駆使しつつスプラッシュしながら883も到着。

デカいスキッドプレートが水かき分けてくれたお陰で腹下一切濡れることなく渡られた。

侵入。

あー、やっぱり浸水した跡あるなー。

でも多少引けた様子。

こっちも浸水したか。

表通りからじゃなくて脇の隙間から入ったようだ。

ここも・・・

田んぼ側に面した所は土交じりだったか全面うっすら泥の跡。

店も同様ホントに薄っすらとした泥水だったのだろう。

田んぼ道路に水抜きしていたようで良かったけど、何処かこちらに向け抜けてたら泥だらけだったかもしれない。

おそらく、夜巡回していたろう。

結局、店舗工場内と全面に浸水こそありましたが奇跡的にほんの数cm程度で済みました。

最悪の事態も想定していたから胸をなでおろす。

何だか力が湧いてきた。

と同時に力が抜けた。

シャッター前の段ボール除去してベンチに座り脱力しつつ朝霞スタッフ全員に電話して双方の状況確認。

皆無事。

ヨカッタ。

火曜日朝から片付けあるけど宜しくなと。

で、気が付いた。

腹が減ってる。

そう言えば朝からなーんも口に入れていない。

表の水も引けてきたから一先ずブースは回し放しで朝は閉まっていたコンビニへ。

戻ってまた自分のことやメール返信など色々やりつつ換気して店や2Fの換気扇と作業場の扇風機回し放しで結局帰宅は夜だった。

で、今朝早目に家を出てアルコール除菌やら買いつつ近くの氷川神社で手だけ合わせ出社。

片付け開始。

バイク全部どかし大曽根と私で床掃除。

カビるかもとfacebookで教えてもらったのでやってみる。

気休めかもしれないが。

まー、安いCFだからダメなら張り替え頼もう。

午後からは通常作業に移行。

土曜日にはこんな早くに仕事が出来るなんて思ってもいなかった。

週明けから仕事が出来る喜びを今噛み締めています。

床拭きした店は台風以前よりきれいになりましたよ。

運が良いと言ったら河川を何とかコントロールしようと尽力してくれた方々に申し訳ないですが、ホントに運が良かった助かったと思いました。

土手で表面張力のようになっていたという話も聞きました。

越水していた個所もあったろう。

どこか一本でも決壊していたら浸水どころか水没していたはず。

都内に向けての治水(魔改造)と災害対策に当たった様々な人達のお陰でしょう。

日曜日の朝は消防の方たちが前夜から夜通し動いていました。

感謝し切れません。

SNSやメールなど皆さん心配してくれてありがとうございました。

私達は大丈夫 ALL OKです。

台風の最中にも関わらずご注文下さった皆さんありがとうございます。

ただ、普段の週明けオーダー数に比べかなり少ないです。

どうぞ私たちに仕事を下さい。

無事な方は自粛や躊躇などせず注文して下さい。

被災した方たちの為になるか分かりませんが元気な人は元気に今まで通り過ごしましょう。

周りの者はこんな時に!! なんて言わないこと。

皆心に重たい何かを載せたはず。

火事場泥棒じゃないが色々起きているらしい話もある。

うちの娘が言っていた。

『人は天災は許せるけど人災は許せないんだって。』

学校の道徳で習ったんだと。

助かった私も今まで以上に頑張ります。

被災された多くの方々が早く元の生活に戻れるよう祈ってます。